ピアニストの横山幸雄さんのリサイタルに行ってきました。
1990年にショパン国際コンクール第3位(1位なし)、及びソナタ賞を
史上最年少の19才で受賞し、以来、世界的なピアニストとして活躍
されている横山さん。
(モーツァルトのCDにサインしていただきました。)
今回のリサイタルは、小松市芸術劇場うららの小ホール。
「チェンバロから現代ピアノへの変遷」ということで、
バロック時代からロマン派までの曲を、横山さんの曲目解説付きで
演奏されました。
そして、珍しかったのが、チェンバロ、スタンウェイ、ファツィオリの3台の楽器を
時代ごとに使用して演奏されたことです。
横山さんも、一度のステージで3台使うのは初めてだそうです。
バッハのイタリア協奏曲は第一楽章をチェンバロ、その後全楽章を
ピアノで弾かれて、その音や楽器の特性、作曲家や時代背景など、
いろいろとお話ししていただきました。
ドイツピアノの重厚で奥行があり、しかも柔らかさも兼ね備えた音で、
ベートーヴェンのソナタやシューベルトの即興曲、そしてイタリアピアノの
華やかな音でショパンの幻想曲、リストのラ・カンパネラなどを横山さんの
完璧かつ、性あふれる素晴らしい演奏を聴くことが出来ました。